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【148】ハト白尾同盟 

「面白い。大変面白い事件だよワトソン君」
その人間は手をもみ合わせながらほくほくした笑顔で隣の相棒にそう言った。
私はこの噂の名探偵に、今やっている奇妙な仕事について相談をしたのだ。
「仕事有り。尾の先が白いハト求む。という求鳩に応じたらこの仕事が与えられたのです。部屋にこもって、とあるwebサイトに毎日ひたすら書き込みをするだけで、報酬がもらえるのです」

「実に奇妙だ。そんな仕事があるわけがない。そのサイトのタイムラインを覗いてみれば、みなたわいものないことを書きこんでいるようだ。大学名とか、食べたものとか、卑猥なことまで許容されていた」
「ホームズ君、僕には普通のSNSにしか見えないのだが」
「仕事でもなければこんなに一日中誰かが書き込んでいるなんてありえないだろう。裏で大きな金が動くに違いない」

人間はバイオリンをめちゃくちゃに弾きながらこの事件について考え始めた。いずれ解決してくれるだろう。私はとりあえずタイムラインへの書き込みを続けることにした。「今日は起きてから何もやってない。とりあえずマメでも食おう」

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