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「そんなわけで、絵に何が描かれているのか、その具体的な内容を語ることとともに、ここで心がけたのは、作品中の細かい描写を言葉でなぞる努力をすることでした。情景や人物の表情を読み取って文章化するのは、かなり押しつけがましいことかとも思いましたが、私の願いは、それを手がかりに、もう一度絵を細かく見直して楽しんでもらおうということでした。いったん絵に惹きつけられれば、作者や表現内容について多少とも知りたくなり、考えたくなるのは当然なのですから、知識はつねに後追いでいいのだと思います。絵に感心し、面白がりながら、ここはどうしてこうなのだろう、と疑問をもち、それに自分なりの答えを出そうとして調べたり、自由に古今東西を行き来して、いろいろ比較してみたりすることは、誰にとっても楽しいことではないでしょうか。この本(※「一枚の絵から 海外編」)でご披露したのは、その、私なりのやり方です。」(高畑勲)

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