別角度から。
多分今日は、教育実習かなにかやってるっぽいな。

文字通り開いた口が塞がらない八幡。
「誰も私に期待しない」
「だから」
「ゆきのんに勝つよ」
由比ヶ浜の話は支離滅裂だ。
考えとしておかしい。
成り立っていない。
これが良く考えた上での結論ならなおさらだ。
いや、それでいいのかもしれない。
八幡は目を背けなければならないのだから。
だけれども思わず確認するため呼び止めようと開きかける口。

呼びかけを振り切ってそそくさと帰りはじめる由比ヶ浜。

最後にもう一度だけ振り返り放たれた別れの言葉は「ばいばい」

「またね」など再会を期する言葉ではなかった。

次回タイトル「その部屋には、紅茶の香りはもうしない」

俺ガイル二期4話、タイトル
「そして、由比ヶ浜結衣は宣言する」

だから、ゆきのんに勝つよ

無言のまま惚けた表情をしている八幡を見て慌てる由比ヶ浜。

本心を見抜かれないように、
相手を傷つけないように、
自分が傷つかないように、
誰も傷つかないように。

本当に言いたいことがまだあるから。

追い越した八幡に向かって軽やかに振り返る由比ヶ浜。

「私ね、この部活好きなの」

「好き」

「なの」

相手の表情を伺うように、
相手の表情を怖がるように
相手の表情を確かめるように。

それだけじゃないと言って由比ヶ浜が振り返った先には校舎が。
口ではこれからおこるかもしれない未来のことを話しているが、見ているのは後ろ(過去)の校舎である乖離。
その視線を少し下げ
「たぶんこの部活は無くなっちゃうよね」

無くならないと否定する八幡。
そう、「部」はおそらくなくならない。だから「何もしてない」と言い張っている八幡にとっての「部活動」も何も変わらないままだろう。
だが、由比ヶ浜にとっての「部活」は、時には3人で紅茶の香りに包まれながらたわいの無い時間を過ごす、いつまでも続けばいいと思うような緩やかな人間関係そのもの。
それが今までの部活の有り様だった。

その「今まで」を背に歩み出し八幡を追い越す由比ヶ浜。
ただ、足を止めて目で追うしか出来ないでいる八幡。

八幡の「勝手に」という言葉に反発して足を止める由比ヶ浜。
由比ヶ浜の視界に入る八幡の背中は、
「今までやってきた事」と
「それゆえに背負った事」の暗喩。
そして、その背中(過去)の向こうから振り返る八幡。
由比ヶ浜は少しうつむき加減で、その過去を直視することが出来ない(素直に認められない)でいる。

「勝手なのはみんなだよ」と吐き捨てる由比ヶ浜の視線は八幡の足元あたりである。
今にも自分たちをつなぎとめる足場が崩れるのではないか。
正面には光(希望)があり、背後(過去)には影がある。光に向かって進める時間は、夕暮れゆえに、限られている。

はじめて八幡の目をみて「今までずっと頼ってたんだって気づいたから」と。
だけど、そこにはありがとうと言ったお礼の言葉は含まれていない。次は自分の番だから。お礼を言ったら終わってしまうから。

「私もやってみようと思う」と切り出す由比ヶ浜。
その視線は先程よりかは、すこしだけ先を、すこしだけ上を向いている。
しっかりとした決意を表に出して。
必然的に、その決意を八幡は「横目で」「尻目に」見ることになる。

八幡に「なんで?」と問われた直後、由比ヶ浜は足元の石を蹴る。
さて、考えて欲しい。足元の石を蹴るには、足元を見なければいけない。「自らの足元を見る」。

由比ヶ浜は何故そうしようと思ったのかを語り始める。
そして、蹴った石は、自分より少し先を転がっていくのだ。

自分の足元、つま先にあった石が自分の少し先を転がっていくのを見る由比ヶ浜。

「自らの足元をみる」から「少し先を見る」への由比ヶ浜の視線移動。

そして今度ははっきりと上を向いた由比ヶ浜のセリフは
「出来ることもやれることもなんもないんだなって。だから逆にそういうのもアリかな、とか」

八幡は「そういうの」を由比ヶ浜が生徒会選挙に出る事だと拾う。
だが、もう一つ意味があるはずなんだ。
「やれることも出来ることもない」ことをアリかな、と。

さらに地味なところを拾えば、由比ヶ浜の手の演技にも注目である。

由比ヶ浜は「やる」と決めて、下校していく八幡を捕まえる。

その下校シーンは道路標識を写すところから始まるんだけど、これは「由比ヶ浜視線」なわけだ。
少し遠くの上の方を見る。これからやる事の道しるべを求めて。
すこし遠く、は、すこし先の未来、
上は、良い結果を求めて。

二人の位置関係は、八幡がすこし前を歩いている。つまり、由比ヶ浜はすこし「出遅れている」という関係。かといって、背中を見つめ追いかけるまでの位置関係ではない。

これらが全部、今までの経緯から導かれた二人の人間関係の暗喩なんだから恐れ入る。

話しかけたは良いものの、先程までとは違い、由比ヶ浜の視線は下を向いている。
ころころ変わりゆく心境。
これで良かったのか、上手く出来るのか、いろんな想いが巡るも、由比ヶ浜は歩みを止めない。

ちなみに、俺ガイルは、原作もアニメもそうなんだけど、
キャラ同士の会話にやたらと「裏の意味」があって、(だから、これ、それ、とか指示語が多い)
実質的な情報量は文字数の3倍ぐらいある、非常にめんどくさい[だがそこがいい]作品となっている。

これをラノベと言っていいのかわからんけども。

そんなわけで、俺ガイル二期の4話、最大の「魅せ場」に向かうわけだけど、
その伏線は本当に細かく細かく張り巡らされてる。

「全ての人が貴方を気にかけて嫌っているなんて自意識過剰だわ」
という雪乃下のセリフに対して、
八幡は「自意識過剰だ」を拾うが、違うところを拾った人がいる。由比ヶ浜だ。
「私は貴方を気にかけている、何故ならば好きだからだ」と。

とてもそんなセリフが出てくるような雰囲気ではないからこそ言った雪乃下と、ムードメーカーだからこそ裏を読みに行ける由比ヶ浜の鋭さ。

ここからタイトルとなる「そして、由比ヶ浜結衣は宣言する」のシーンに流れ込んで行く

ちなみに、俺ガイル二期の4話の放送当時、BS-TBSのCMがこれである。

「100人焼いてもフレばストン」
っていうダジャレと
「らんらんらんしゅびどぅばてってってれてれー」という舐め腐った歌でやたらと記憶に残った。

「原作をアニメが超えた瞬間」

というのは、なかなかどうして、発見した時にはヲタ冥利に尽きるというか嬉しいものなのだけど、それは大抵の場合、すごく地味なのである。
これは俺ガイル二期の4話の「誰が気づくか、ボケ」というシーンなのだけど、
流れとしては、小腹が空いたからなんか軽く食おうという話からサイゼが却下され、さて何処にしようかというシーン。
右から甘味処、サンマルクカフェ、ドトールとあり、結果的にはこの後サンマルクカフェに入るのだけど、問題は「甘味処」にある。このシーンを見て、ワシはすぐに現地に確認しに行った。(少なくとも当時)この場所にあったのは、甘味処ではなく「揉み処」、つまりマッサージ屋さんだった。
こんなの、揉み処でも甘味処でも話の筋にはなんの影響も無いが「表現の質」としては段違いなのである。
サンマルクカフェには「待ち伏せしている」人物がいる。
これすなわち、サンマルクカフェにいこうと言い出した人と待ち伏せている人がグルであるわけだ。でも説明は一切ない。
最初からサンマルクカフェと決まっていたんですよ、という事をどう言葉以外で説得するか、その答えが甘味処であった。

そして、10分後に「おかわり」である。

これ、剣で斬ってる様にしか見えないけど、実際は横殴りにしてるだけだよね?
それも、いわば「逆胴」だからさ…
なんていうかな、「いてぇなこのやろう」と言わせる以上のダメージ与えてるようには思えないんだけど。
だってしっかり鎧着てるじゃん。
このダメージ防げないなら、鎧なんて着るだけムダじゃね?でも、あっさり倒れるんですか、そーですか。
その7分後、主人公、堂々と背後から不意打ちである。なんていうか、色々斬新ですね。
主人公かっこいい!なんて思われたくないのでしょう。間違いなく。

ちょっとこの世界、よくわからないね。

ゲーム的な「戦闘処理」をそのままアニメーションしました、という感じ。
さすがにおじさんも困ってしまうわけで。
これ描くのすごい大変だと思う。
そして、至る所で原画の人がむっちゃ頑張って不自然さの無いように描いてるんだけどね。アニメーターの苦労がすごく伝わってくるのに、画面の戦闘シーンからは全くすごさが伝わってこないって、なかなか「すごい」よね。

なんでこーなるんだろうね。
[答]サイバーエージェント系のやる事はこんなもんだ。

さて、グラブルである。
改めて観なおしてみると、開始20秒足らずで「迷って」しまう。

持ってるのはレイピアですね。刺突武器ですね。
現れたのはスケイルアーマの上にブレストプレート着込んでるかなり装備の整った結構な重歩兵です。

はぁ、斬るんですか。
きっと魔法かなんかなんでしょうね…

大丈夫か?これ、と不安でしょうがなくなる出だしである。

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