各国の代表は以下の通り。

淳 トランプ 清水（アメリカ・大統領）
正巳 ムハンマド 西嶋（アラブ首長国連邦・首相 or 皇太子のどちらを模したのかは不明）
KAN プーチン 木村（ロシア・大統領）
龍平 メルケル 菅原（ドイツ・首相）
恒彦 カストロ 矢代（キューバ・議長）
大剛 キャメロン 佐藤（イギリス・首相）

そして忘れてはならないのが、
欣樹 金 平川（名前は明確に紹介されませんでしたが、ルールに則るとこうなります。北朝鮮・委員長）

平川さんは、前回のツアーでDVD収録日にインフルエンザで欠席となりましたが、今回の役目は、どう考えても、フィジカル面で彼にしか成し得ないので、インフルエンザに絶対に罹らないでください！！

このように、平川さんも含めて、G7なんですが、実際のG7（フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ）とは全く関係ないし、国も半数くらい違うし、なんなら日本居ないし（笑）。

今回のオープニング、見た目の出落ちはムハンマド西嶋だけに見えたんですよね。まあ、確かにヅラかぶる前のトランプ清水は、それとわからなくはなかったけど、その時はヅラなかったので決定打なし。なんなら、メルケル菅原はなんだか扮してるんだかどうだか中途半端だし、プーチン木村とキャメロン佐藤は、何の扮装も紛争もしてないもんだから、危うく、これなに普段着じゃね？という結論に至りかけましたし（笑）

1曲目の「ロックンロールに絆されて」を聴きながら、ひょっとして今回の特殊衣装は1公演ごとに1人ずつで、その国も1種類ずつしか拝めないんじゃないか、つまり、全都市に行かないと全員の扮装は拝みきれないんじゃ？とさえ思ったし。

蓋を開けてみれば、そんなことはなく、プーチン木村とキャメロン佐藤はほぼほぼ普段着で扮していることになっているというズルさ（笑）。それだと、結果としてただのカッコイイおっちゃん達じゃないかっ！

メンバー自己紹介が初めて行われたのは、アコースティックゾーンへの場面転換・セッティング時。ちなみに今回のツアーは、各種場面転換時にプーチン木村がピアノの上に登って喋りながら待つスタイル。

初日のムハンマド西嶋はそもそも自分が誰なのかよくわかっていない設定。大阪初日公演ではどこの人？と訊かれて「南の方！」っていう曖昧な回答をしてました（笑）。もちろん誰なのかわかっていない、というのもネタなんですけどね。

そして、一番のレアポイントは、その自己紹介時に、あの矢代さんが自分のことを「恒彦・カストロ・矢代」と役名で名乗ったことですね！こういうネタには一切乗ってこないキャラ設定として定着している矢代さんのささやかな譲歩（笑）

11/22東京公演からなのかどうかはわかっていませんが、プーチン木村氏は、ジャケットの裏地をめくって見て「ウラジミル・プーチン」という新ネタをぶっ込んでました（笑）

ライブ後の振りかぶりにて、友人たちと口々に言っていたですが、これまでのパフォーマンスでダメ出しされることが多かったひらかわ氏について、今回のツアーはこれまでにない最高のパフォーマンスを発揮しており、「ひ」の打ちどころがないということから、私は個人的に勝手に「らかわ氏」と命名しました。

そもそも、今回のプーチン木村氏の衣装は、見た目はふつうのスーツです。特にデザインが奇抜というわけでもない赤紫系のネクタイ（ただし、時折チラ見せするサスペンダーがズルい！）で。

その上で、トランプ清水氏→ムハンマド西嶋氏→・・・と、非常にルックス的に目立つラインナップで自己紹介が進み、いよいよKANさんに。

初めて見た人は、普通のスーツ姿のこのKANさんは一体誰の模写なんだよと「？？？」が宙に浮いていたかと思います。

そしてKANさんは「和・プーチン・木村です」と宣うわけです。（ツアー日程が進むに連れて各国首脳の「？？」のリアクションが目立つようになりましたが）この懐疑的な視線にプーチン木村氏が「わかりたくなければわからなくてもよい！」と一蹴。すかさず「強いロシア」と畳みかけたプーチン木村氏を見て、トランプ清水氏が「おそろしあ」と絶妙の駄洒落を被せる・・・という台本(笑)でした。

もちろん、G7として出演者各国代表が登場したことも面白かったけど、やはり『全曲つなげ』のラストにカストロ矢代氏がピアノの音で鳴らしたG7（Gセブンス）のコードには完全にやられましたね。

それまでの国歌は客入れBGM的な音量ですけど、ロシア連邦国歌が始まると開演間近。終盤に掛けて音量が上がってきて客電が暗くなり、ちょうど国歌が終わったら間髪入れずに清水さんがロックンロールに絆される合図のドラムフィルイン！

この流れは何度聴いても痺れましたねー。で、前に書いたとおり、幕が開いたら見た目は一人を除いてわりと（？）普通の衣装なので、ツアー初日は、出落ちは西嶋さんだけ？っていう脳内混乱が発生し、ロックンロールに絆されている間も疑問符が頭の上に浮いたまま、時間と音楽だけが流れていってました（笑）

自宅に帰ると、10/14大阪2日目が個人的初日である妹がいるわけですよ。いつもなら、うっかり鼻唄を歌ってしまうのさえ我慢すれば、ひとまずネタバレを避けて対応することができるんだけど。

今日家に帰って遅い夕飯を食べてたら、こいつが出てきよったわけですよ。もうね、どうやってこの眼差しに対して「ぶぇっ！！」と吹き出しそうになる気持ちを抑えたら良いのか、そしてそれを悟られずにやり過ごせば良いのか、苦行でしたわ（笑）

アゲリシャスのウェブサイトで、バイトとしてダンスしたら好きな文字を挿し込んだ画像を作れる企画があるので、ダンスしたのはKANさんだけど自分のスクリーンネームで作ってみたところ、これは絶対にネタバレになるのでTwitterのアイコンにするのは、ツアーが終わったタイミングにしようと思った次第です（笑）

これをたまたま読んだみなさんも是非。

（つづき）

・最近「WHITE LINE」でまた罰金を支払ったKANさんだが、「G7」と題しながらもこのライブに政治的な主張などはないんだということを伝えるためにも「RED FLAG」はベストチョイス！

・さるかにの猿を演じたことについても2曲の歌詞に共通して登場している（決まりだもの、めずらしい人生）

＜後半戦＞
14. ポップミュージック（'19・新曲）
15. 愛は勝つ（'90『野球選手が夢だった』）
16. Superfaker（'01『Gleam & Squeeze』）
17. Oxanne 〜愛しのオクサーヌ〜（'98『TIGERSONGWRITER』）
18. RED FLAG（一般道路速度超過）（'06『遥かなるまわり道の向こうで』）
19. 1989（A Ballade of Bobby & Olivia）（'90『野球選手が夢だった』）

＜二段階のお別れ＞
20. めずらしい人生（'92『めずらしい人生』）
21. 適齢期LOVE STORY 2019 ～やってない曲は【アゲリシャス／キウイブラザーズ】（'88『GIRL TO LOVE』）
22. エキストラ（'19・新曲）

今回の演奏曲目については、KANさん自身MCで、昔の曲から新しい曲までまんべんなく演奏する。初めて聴く方にとってはすべての曲が新曲である、という話をされていました。

あらためて演奏曲目を並べて見てみると、確かに昔の曲も新しい曲もバランスよく平均的に演奏されてるな、と思いかけましたが、実はある事実に気づきます。

8th『弱い男の固い意志』（'93）
9th『東雲』（'94）
10th『MAN』（'96）

KANさんのここまでの歩みを世界史で例えるならば中世あたり（？）、日本史で例えるならば鎌倉時代あたり（？）、つまりハイピッチリリースに追われながらひたすら作り続けた時期後半の作品からは一曲も選ばれていません。

これは、前回の「恋するチンクワンタチンクエ」ツアーが、この時期の楽曲から多めに選曲されていたことから、そことのバランスをとったといえるのかもしれません。

11/22東京公演では、ライブ当日だというのに右手の指を盛大に切ってしまった話。もう血は止まったし指の側面と言ってもピアノに当たらない側なので演奏には支障がないとはいうものの、細かく切ったときの様子を話すもんで聴いてるだけで頭の中にそのときの様子を想像してしまってこっちまで痛かった！

そしてやはり笑いなしのMCにはならなかった（笑）

12/5東京追加公演での尿意ドンタイムの面白くないことが保証されたMCは、今日のランチは何を食べたでしょうかクイズ。クイズといいながら三択並べておいて正解は4番のひつまぶし。

https://ameblo.jp/kan-shan/entry-12553397238.html

にも写真があります。

また、その後で尿意を我慢してライブを見るのもつらいので途中で行っておきたい、でも、途中に15分とかの休憩時間が挟まると気持ちが途切れるので休憩時間は入れたくない、という話をするのですが、これまで参加した大阪、東京1日目、東京2日目では「もし休憩時間をとるなら、帰ってきたときにヤクザの事務所になっている、くらいのことをするならいいですけどね」と言っていたのに対し、東京追加公演では「帰ってきたら葬儀場になっていてみんなでお焼香しているのなら〜」という違いがありました。

聞いた話では、この最も多いのがヤクザの事務所、その次が葬儀場でお焼香。もう1パターンあるらしいのですが、ご存じの方がいらっしゃれば教えてくださいませ。

この「小さき花のテレジア」はピアノで16分音符のアルペジオを弾きながら歌う演奏難易度が非常に高い楽曲なので、リハで選曲候補に上がっても完成形になかなか持っていけないため、ライブで演奏されないことになる。

よって、自分でも大好きな楽曲なのに、ライブで演奏したことがない。今回のツアーでは演奏されるのでしょうか・・・？と言っていたのです。

これが、ツアー初日の前日の放送です。

なので、わざわざ特集するんだから、「秋多摩」くらいは演奏するのかな、と思っていたら、これが完全に逆伏線でした。

「小さき花のテレジア」は、前奏無しで始まりますから、演奏開始直前にスクリーンに曲名が映し出された一瞬で初めてこの逆伏線にしてやられたことを悟り、「うおぁぁぁ」という声が出てしまうわけです。

大阪初日は、そんな話を聴いていながらの演奏ですから、最も手に汗握る展開ですよそりゃ（笑）。

結果、当然素晴らしい演奏で、体の中に入っていくことで、手に握っていた汗は追い出されて、いつの間にか安心感に変わっていきました。

ちなみに、原曲よりもキーは下げての演奏だっていたんですけど、高音部は大変そうだった印象でした。

たぶん、初日時点では伸びしろたっぷりあると思いますので、今後ツアーが進むに連れて、さらに完成度は増すものだと思われます。

11/22東京公演での「小さき花のテレジア」は、まさに伸びしろに沿って伸ばした完成度で、高音部含めて問題なく演奏されていました。というか、他の曲も含めて全体的に声が気持ち良く通っておられました。いわゆる「当たり回」だったのかもしれません。

でも、会場が終始冷えていて、プーチン木村氏は2回ほどこちら側に「寒くないですか？」と気にかけていらっしゃいましたし、2回目は温度上げる指示もだされていたのですけど、声の出具合的には影響なしだった模様です。

11/23東京2日目は会場の空調の按配もも「小さき花のテレジア」も、非常に調子良かったです。もう演奏中に見ている側が手に汗握ることはなさそうですね！

11/22の東京公演が私にとっての2公演目だったのですが、このLEDスクリーンの歌詞テロップ、徐々に進化を遂げています。これまでのツアーも日程が進むほど、進化・改良が加わってきたのですが。

初日になかった点を列挙すると

・「RED FLAG」のサビの歌詞背景が真っ赤になった
・「RED FLAG」のBメロ手前の「ゲゲゲのゲ」（原曲は「ゲゲゲゲゲ」だけどここが今回のライブでは鬼太郎のメロディになっている）文字ががおどろおどろしい字体に
・「決まりだもの」で間奏時にメルケル菅原氏がセリフを担当しているが（ちなみに初日はメルケル菅原氏はセリフを言ってなかったです）、そのセリフも表示されるようになった
・これは別に進化というわけではないけど曲が始まるとき「曲名（発表年）」のフォーマットで表示されるのでなので、「1989（1990）」と書いてあると一瞬混乱しますよね（笑）

などなど。

あ、でも「Superfaker」の「ダムも私もすでに渇水」の歌詞は未だに「ダムも私もすでに枯渇」のままでした（笑）

・東京追加公演では「Superfaker」の「ダムも私もすでに渇水」の歌詞が「枯渇」から「渇水」に修正されていました。

・ただ、「こっぱみじかい恋」の冒頭「ちょっと待ってよ」が「ちょと待ってよ」になっていたことに新たに気づいてしまった・・・

もし仮にミュージックビデオ公開が11月だとすると、神戸公演には間に合わなくて福岡公演あたりには間に合うか？といったタイミングですかね。

お客さんの中にも、あのサビの振り付けを事前にミュージックビデオで予習して一緒にやりたい！っていう方がいらっしゃるのではないかと想像できますが、どうせなら、ツアーグッズとしてその振り付けをひとコマひとコマ写真にしてプリントした風呂敷とかランチョンマットとか出してくれたら、楽しいと思うんですけどね、さすがにそれはないか。

曲タイトルは、見た目の印象が強くするために、敢えてカタカナで「ポップミュージック」としたとラジオ番組等で話されていましたが、歌詞の中ではアルファベット表記で「Pop Pop Pop Pop Music」でした。やはり、ポップってこういうフィーリング勝負ですよね。

そして、注目のハト登場部分の表記は、

「Po Po Po 鳩 Po Po Po」

It's so cool!!!
It's so cute!!!

字面の選び方はとても大事だと感じさせられました。

『ポップミュージック』の曲に入る前に、自分も含めて各パートがどれだけ大変で、決してMV（11/22時点で未公開）のように踊っている場合ではないということを、各国首脳陣に実演させて説明するのですが、メルケル菅原氏がコーラスしてグロッケン叩いてそのあと右手でブラスのサンプリングを出しながら左手でハンドクラップの音を「パンパンッ」て出すんです。これは、サビの終盤の部分なんですけどね。

今更思い立って今日（11/22）からやり始めたんですけど、この「パンパンッ」に合わせてこちらもハンドクラップすると、気持ち良いので、これを読んで気が向いた方はこっそりやってみてください。

プーチン木村氏も言っているように、サビの振り付けは難しいので客席側は初見ではほとんどできないですけど、このハンドクラップなら、少しだけ入る場所が覚えにくくてメルケルを見てても見分けにくいものの、それでも少しだけ気持ちが曲にシンクロできて盛り上がりますので。

そんなことを考えながら原曲聴き直してみると、うん、どうせならこのハンドクラップはもう少し強調してもいいレベルだよなぁ、と思いました。

ちなみに、メルケル菅原氏以外の頑張ってるところの紹介シーン

・キャメロン佐藤氏→原曲で様々な左右に散る音色の単音の組み合わせでコード感を出しているところを、ギターだけで再現する必要があり、その部分を試奏。

・カストロ矢代氏→曲中のストリングスのフレーズはすべて担当、また、他の音色まで当然カバーしている。特に間奏の鬼のように動き回るストリングスが大変でそのシーンを試奏。

・メルケル菅原氏→先程の通りグロッケンにコーラスにブラスとハンドクラップのサンプリング音出しを試奏。ブラスはストリングスを担当するカストロ矢代氏がどうしても手数が足りないということで実現することになった苦肉の策。

・トランプ清水氏はこのときは特に触れず。まあ、ドラマーは普通に忙しいですしね。

・ムハンマド西嶋氏→コーラスの一番高いところを「Pop Pop Pop Pop Music！」と披露し一番ポイントとなるところだから大変なんだとアピール。プーチン木村氏の返事は「できれば、ベースも弾いていただきたいんですよね」というオチ。

しまった、肝心の人の分を書いていなかった。

・プーチン木村氏→いつものニセピアノの説明（グランドピアノの枠にシンセサイザーを組み込んでいるのでピアノの上に乗ってもいいこと、従っていろんな音色が出ること）、ピアノの上の機材に音色のプリセットボタンが並んでいて（まだこの機材の機種が特定できていません）このスレッドのどこかに書いたとおり、切り替えながら演奏していることを説明。試奏は、サビとBメロと間奏の3箇所を少しずつ。