WOWOWでB'z LIVE-GYM Pleasure 2018 "HINOTORI"再放送を観て(録画して)から、BS1のドキュメンタリー『筋肉女子』へ。2010年に創設されたボディビルの新競技「ビキニ」その世界プロ大会に挑む女性たちを追う。何の気なしに観続けていたのだけれど、ふたつの番組をつなぐのは「ストイック」というキーワードだろう。かつて稲葉さんは、自分の身体を鍛え続けることについてインタビューでこう語っていた。加齢とともに肉体が衰えていくことは避けられない、その衰えるスピードをいかに緩めるか、だと。50代なかばにしてなお、楽曲のキーを変えずに歌い、凄まじい怪鳥音を響かせる稲葉さんの姿を脳裏に焼き付けながら、もうすぐ40代のぼくもジムに行ってきます。

BSテレ東でヒッチコック監督『鳥』何回かBS局で放映されたはずだけど、今回はBlu-ray収録の新規吹替版。堀内賢雄さんと田中敦子さん、いつ聴いてもいい声で惚れ惚れするなあ。劇伴音楽がないサスペンス映画がこれほど恐ろしいとは。音楽でもって観客を「はい、ここで緊張してくださいね〜」「さあ、ここから盛り上がりますよ〜」と赤子の手をひねる…もとい引くように誘導はしない。けれども、カットの積み重ねで巧みに観客の気持ちを操る。カメラが両足からじわじわとにじり寄り、リディア母さんの顔から切り替わった瞬間に、ドン!ドン!とアップになる、両眼を鳥にくり抜かれた男性の死体のカットが、なんと心臓に悪いことか。鳥はなぜ人を襲ったのか。検索すると、この話は「人間を悪役にした、鳥たちによるラブバード奪還の物語」ではないか、とする説をとるブログがあった。おお、なるほど。「ラブバードも連れて行っていい?何も悪いことしてないもの」ああ神よ、彼らは自分が何をしているのか知らないのです…。

テレビとブルーレイレコーダーを買い替えて、4K対応になりました。きょうは、NHKBS4Kでシュツットガルト・バレエ団の2017年公演、プロコフィエフ音楽、ジョン・クランコ振付の『ロメオとジュリエット』音楽だけは聴いたことがあるけれど(仮面舞踏会の音楽はCMで有名ですね)やはりバレエ作品で観ると全体像がよくわかる。あと、人間の身体がこれほどしなやかに美しく動き、セリフがなくてもいきいきと感情を表現できるということも。クランコは若くして亡くなったけれど、バレエ団の全盛期を築いたダンサー、マルシア・ハイデは80歳にして現役!カーテンコールで一際大きな歓声があがっていた。感動の勢いで、バレエ団とジュリエット役のエリサ・バデネスのインスタをフォロー。

BSテレ東にて『孤独のグルメ』昨年の大晦日スペシャル再放送。なにせ四国の人間なので、本放送が観られないものだから1年越し。瀬戸内出張編ということで、高松〜松山〜広島の旅。特に松山、普段からよく知っている場所が、全国区ドラマの舞台になるというのは新鮮。「道後温泉で年越しか…俺には関係ないけど」まあ、こういうのは地元民ほどあんまり行かないってのはありますよゴローちゃん。ぼくも松山に住んでた頃、ほとんど行ったことがなかったし。さて整体でリフレッシュしたゴローちゃん、祇園町の居酒屋「さかな工房 丸万」へ。店長が柄本明さん!毎日でも通いたい…ドラマだけど。サロンキティから近いところだし、そのうち行ってみようかなあ。

WOWOWシネマにて『きらきらひかる』江國香織原作、松岡錠司監督。酒浸りの生活を送る妻・笑子(薬師丸ひろ子)と、恋人の存在を打ち明けた上で結婚した夫・睦月(豊川悦司)、そして睦月の恋人である大学生の紺(筒井道隆)の奇妙な三角関係。放映の直前に、WOWOWプライムで久々に『真夜中の弥次さん喜多さん』を観ていただけに、不思議なシンクロもあるものだなあ。男性同士のキスシーンにとくに忌避感がなくなったのは、LGBT概念がそれだけ浸透したからか、あるいは単にいろんな映画を観てきて、受け入れる土壌が自分にできたからか。しかしながら、呑んだくれてトヨエツにグダグダと絡む薬師丸さんのなんと可愛らしいこと。主題歌がPSY・Sというのも、興味を持ったポイントだった。EDテーマがCHAKA歌唱の「大きな古時計」だったのだけど、ソロアルバム『うたの引力実験室』収録だと今知ったところ。探せば中古で手に入るだろうか。

BS1で「豪雨とロック ジャパハリネット、愛媛に生きる」11月にNHK松山で放送された愛媛ローカルのドキュメンタリーが、全国枠での放送。かつて全国で名を挙げた、いまはアラフォーのオッサン4人が、本業の合間を縫って、衰え錆びついていく身体を叱咤しながら、再びバンド活動を続けていく。その最中、今年7月に愛媛を襲った西日本豪雨災害。復興支援に奔走するベース鹿島さん(作詞作曲担当、唯一のバンド専業)曰く「オレらみたいなミュージシャンは、ちゃんと社会に属しているとは思っとらんけん。だから余計に、社会のためになんかしようって思うんやろうね」ジャパハリネットのみならず、プロアマ問わず多くのミュージシャンが、復興支援に尽力してくれている。被災地の市民として、本当にありがたいことです。と同時に、バンドという小さな共同体であっても、それを維持していくのはとてもとても大変なのだなあ、と改めて。

BS11『機動戦士ガンダムNT』冒頭23分。これ、ユニコーン見てない人はおととい来やがれってことですかね。テーマの新しさとかモビルスーツのデザインとかはさっぱりついていけないのでおいといて、しょっちゅう眉間にシワ寄せてばっかりの連中(年寄りだけならともかく若い子たち!)を見続けるのは辛気臭くてイヤになりますね。それとも今のリアルの若い子たちって、みんなあんななの?作り手の側が話を動かすためにああいうふうにしていると思いたいけれど。

TBS『サワコの朝』ゲストにビートたけし。映画監督をやるのも小説を書くのも、すべてはお笑いのための前振りー芸人がバナナで滑って笑わせても当たり前だけど、偉い人が滑ったら面白いでしょ?ーとうそぶくけれど、何十年もそれぞれ継続できているというのは、やはり才人なのだなあ。印象深かったのは、役者に「この表情を撮られたくないんだけど」と言われたら、説得するとかは一切せずに、役者の真後ろから撮る(話している相手の顔を撮る構図)という話。観客には想像力があるから、役者の表情がスクリーンに見えなくても、話の内容などから、どんな表情なのか頭の中で補完できるのだという。「そういう逃げはうまいのよ、オレ」と茶化すけれど、そうした観客のリテラシーを信頼する撮り方は、クリント・イーストウッド監督の姿勢にも似ている。なんでもかんでも映像やらセリフやらにするのは、サービス精神ではなく、映画の濃度を薄めるだけなのだ。あ、あと『戦メリ』の大島渚監督を見て「映画監督って面白い」と思った話は今回も爆笑でした。

しばらく高熱で伏せってまして、病み上がりの昼下がりにBSプレミアムにて山田洋次監督『学校』を久々に観る。夜間学校を舞台にすることで、さまざまな人種差別、労働者問題などを包摂し、それで話がとっ散らかることなくまとまるのは流石の手腕。張さんの再就職先探しのくだり、「前のとこは時給850円だった。お前景気悪いか?」「…ええそうですよ、ウチは景気悪いからこれだけしか出ません」いまや日中の労働者の待遇は逆転してしまったともいえるわけで、なんとも示唆的というか。そういう意味では、無学ながらも日雇いで必死で働いて、競馬に有り金をつぎ込み、ついには身体をボロボロに崩してしまうイノさんを「あれはいまの自分だ」と思う現代の観客もいるだろう。山田監督作品で聴ける、テクノではない冨田勲サウンドも素晴らしい。近作の『イーハトーヴ交響曲』にもつながるあの重厚なコーラスの美しさが、トミタサウンドの根幹のひとつなのだろう。

核P-MODEL東京公演2日目。「それ行け! Halycon」で突然何やら得体の知れない棒状の何かを頭上でぶん回し、ステージを歌いながら闊歩する師匠(64)。「あれは何だ?」「ハリコプターだ!」(ハリコン+ヘリコプター)「いや中了潤巾退だ!」(よっ!退いてるねぇ〜)「まさかシャチハタか?」(サイリウム禁止につき)などと馬の骨たちの推測が乱れ飛ぶ中、アンコールのMCで「カメラです」とのこと。おそらく360°動画を撮影できるタイプ。「他の誰かにやられる前に先にやっておこうと」とのことですが、あんな不審者通報されるようなパフォーマンスを模倣するアーティストもそうそういないと思われますので大丈夫かと…。とはいえ、こういう新しいガジェットをどんどん試す姿勢は本当に見習いたい。

核P-MODEL東京公演初日。まさか「いまわし電話」で始まるとは誰が予想できただろうか。『гипноза』での田中靖美さんの参加、昨年の「第9曼荼羅」への上領亘さん出演と、やはり師匠はバンドとしてのP-MODELを復活させたいと見ていいのだろうか。とはいえカタギの田中さんをバンドに引き戻すことには失敗してますが…(『гипноза』発売時の雑誌インタビュー)。セットリスト、大きな流れは大阪公演を踏襲。演出で変わったのは、会人さんの禍々しいビデオカメラで、YouTube Liveの画面にステージが大写しになること。マントラァァァッ!と叫ぶ師匠や、涼しい顔で激しいギターを弾く師匠が、これほどくっきりと見えるとは!明日も忘れずにモニタ前集合。

もう何回目の鑑賞になるやらわからない『紅の豚』を日テレ金ローで。ジーナことおトキさん(加藤登紀子さん)のTwitter実況で、当時『紅の豚』特集を組んだアニメージュを持参されていて、貴重な写真がいろいろと見られてありがたし。ムッソリーニのファシズムがイタリアを覆う中で「ファシストになるより豚のほうがマシさ」とうそぶくポルコ。ぼくも、国(権力者)と一体化して正論という名の罵詈雑言を撒き散らす人間のクズには、死んでもなりたくありません。早いとこ済ませたい仕事がまだ残ってはいるのだけれど「徹夜はするな。睡眠不足はいい仕事の敵だ」とポルコに言われたので、そろそろおやすみなさい。

WOWOWでジム・ジャームッシュ監督『パターソン』。アダム・ドライヴァーはどこかで聞いた名前だと思ったら、ああそうだカイロ・レンだ。ここでは詩作を楽しむ平凡なバス運転手を演じていて、役者というものが作品によってこれほど変化するものかと驚いている。その妻を演じるゴルシフテ・ファラハニがどえらい美人さん。調べたら「世界で最も美しい顔100人」にランクインしているそうで。芸術家の家に育ち、ピアニストの顔も持っていて、イランの役者さんだけど海外の作品にも多数出演…初めて名前を知ったけど、他の出演作も見てみたくなった。

WOWOWでDA PUMPの東京国際フォーラム公演生中継。オープニングでいきなり「U.S.A.」という、出し惜しみなしのサービス精神。さらにアンコールラストでダメ押しにもう一回。間違いなく2018年を代表する1曲だし、安室ちゃんの引退と入れ替わるように、ユーロビートを復権させたというのが象徴的。特にファンというわけでも、CDを買っていたわけでもないのに、デビューからゼロ年代前半の曲はそれなりに口ずさめることに、自分自身が驚いた。当時はそれだけテレビの音楽番組を見ていたということか。(日本の)ヒットチャートにとんと興味がなくなってしまった今となっては「あと10年も経ったら、こういう感慨もなくなってしまうのだろうか」と、ふと思う。

WOWOWでサマソニ2018幕張メッセ回。ジョルジャ・スミスにグッと掴まれた。7月にデビュー盤が出たばかりだそうで、これはじっくり聴いてみたい。パラモアは、とにかくヘイリー・ウィリアムスがカッコいい。ニッケルバック、やはり「Gotta Be Somebody」はいい曲。MCの「アリガトトキオー!」はご愛嬌。電気グルーヴ、見事な中年太りのピエールがなんと神々しく見えることか(役者業を見てるせいでもあるだろうけど)。コーネリアス、ゼロ年代のソロやYMO、Salyuの仕事でテクノのイメージを持っていたけど、ロックバンド然としたスタイルに驚いた。マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、こういう爆音のノイズが気持ちいいと思えるようになったのは、大友良英さんの啓蒙の影響かも。ナイン・インチ・ネイルズは、モノクロの手持ちカメラ1台の映像。照明は暗く、絵も安定せずブレまくり。なるほどこういう撮り方もあるのか。鮮明なだけが良い撮影ではないと。

U-zhaanと教授の「energy flow - rework」をiTunesでDL。あのメロディをタブラで再現し、その上に教授のノイジーなギターが乗る。これ、延々ループさせてずーっと聴いていたい。風邪で発熱した時に聴き続けたら、どっかのチャクラが開きそう。近年の教授のたゆたうようなピアノソロがこの曲の完成形だと思っていたら、とんでもない!やはり何事も、思い込んで決めつけてるだけじゃダメですね。原曲リリースが1999年。まさか20年近くたって、今のようなゴチャゴチャした音楽趣味になっているとは思ってなかったけど、考えたとおりにいかないのもまた人生の面白さ。でも、YMOのお三方を今も追いかけ続けられるのは本当に嬉しい。

『この世界の片隅に』TBS版最終回。全体を通して、良く言えば、原作も映画も知らないお茶の間にも届くようにうまくローカライズした作品。悪く言えば、いわゆるテレビの戦争モノの手慣れている範囲内でできることだけで作ってしまい、実験的・アヴァンギャルドな要素を感じられなかった。あと、Twitterでも書いたけど、全体を通して「笑い」よりも「泣き」に重きをおいた演出になっている印象。これは久石譲の音楽もかなり影響していると思う。悲しいシーンになるとドラマティックに盛り上げる曲調になるのが、楽曲単体は素晴らしいけど画面に合わせるとややクドいというか。プラス、テレビCMや新聞の惹句で「感動」とか「涙」とか連呼されると、かえって興ざめする…のは、ぼくがひねくれてるせいなのか。といった文句云々も、最後のカープ女子すずさんで「まあ、すずさんが元気にやってるなら、それでいいか」となったのでありましたとさ。長い間お疲れ様でした、新井さん。

核P-MODEL大阪公演2日目。前日のオープニング「OH! MAMA」と日替わりに、やはりP-MODEL『ワン・パターン』からの「Zebra」で開幕。連続で最新曲ではなく30年以上前の曲(しかし現在のヒラサワテクノにリアレンジされている!)を1曲目に持ってきたのは、馬の骨たちへのファンサービスなのか、それとも師匠の「再度バンドをやりたい」という意志の表れか。80年代のP-MODELはほとんど持っていなくて、ここまでされたらさすがに欲しくなる。しかし『太陽系亞種音』はなかなか値が張るし、アマゾンでは『ワン・パターン』再発盤はプレミア価格になってるし…と思ったら、iTunesで徳間〜アルファ期の4作品が配信されているといま知ったところ。この際だから購入しちゃおうかしらん。

核P-MODEL大阪公演初日をYouTube Liveで。注文した新譜がまだ届いておらず、この配信で新曲群を初めて聴く。先日のクラムボン高知公演もそうだったけど、先にライブで聴いて、後から音源で反芻するというスタイルが、とても楽しくなってきた。前情報なしに映画を観るのに似ている。知っていることの確認作業ではなく、未知のものに触れて楽しむ行為。さてライブは今回も素晴らしく、師匠の高音ボーカルの美しさ低音の妖しさ、デストロイギター、そしてファンサービスの「やかましい」もいただき大満足の馬の骨。会人さんのキーボードソロで一瞬だけ飛び出た「美術館で会った人だろ」が、Timelineで「ボヤ騒ぎで済んだ」と評されてたのが的確というかお見事。明日も必ず観よう。

外出先でポール・マッカートニーのYouTubeライブ配信を少しだけ。容貌は70代のそれになっても、あの甘い歌声はまるで変わらない。そのまま勢いで、ニューアルバム『エジプト・ステーション』を購入。作詞作曲・ボーカル・ベース・ギター・ピアノ・シンセ・ドラム…etc. すべてポール本人(ゲストプレイヤーあり)。メロディもサウンドも次々に転がり変化していく。しかもほとんどが3分台のポップソング。ライブで求められるのはビートルズやウイングス時代のナンバーが多いだろうけど、半世紀以上も音楽を作り続けてなお新しいものを生み出そうとする姿勢が素晴らしいし、そうした作品をまだまだ見続けていたい。

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