INTER BEE CONNECTED企画セッション「準キー局よもやま話 ~東京とローカルの狭間で~」(2017年11月17日)ディレイ実況まとめ(個人用)
masudon.net/li/MTljNzA4ODN
下記セッションを個人的に実況したまとめです。内容に誤りがないことを保証しません。
回線の都合により、発言より遅れて投稿しています。

11月17日(金)12:30-14:10
準キー局よもやま話~東京とローカルの狭間で~

モデレータ:
影山貴彦氏(同志社女子大学)

パネリスト:
長井展光氏(毎日放送)
的場崇氏(朝日放送)
竹内伸幸氏(関西テレビ)
山下雄司氏(讀賣テレビ)
#

INTER BEE CONNECTED企画セッション「ラジオからメディアの未来を考える」(2017年11月17日)実況まとめ(個人用)
masudon.net/li/OGRlZDg5OTU
下記セッションを個人的に実況したまとめです。内容に誤りがないことを保証しません。

11月17日(金)10:30-11:30
ラジオからメディアの未来を考える

モデレータ:
三浦文夫氏(関西大学)

パネリスト:
青木貴博氏(radiko)
三村 孝成氏(TBSラジオ)
#

長井氏:放送外収入ということが言われるが泣いても笑っても放送局。いろんなことをやるが、中身の部分をがんばっていく。自分の見たいことを見たい場所で見たいときに見るという欲望に応えることを考えていく。一本足のようで一本足でないことをやっていくと大阪局のうまみがある。
的場氏:私が言いたかったのは在阪局として東京のミニチュア版をやってもしかたがない。違う価値をどうひねり出すかに心を砕かないとならない。
竹内氏:デジタルの仕事をしているとデータデータになるのでいいパートナーと小さいことでもやっていくのが大事。やらずに論評しててもしょうがない。
山下氏:どんなことで収益を稼いでいくがを考えていきたい。キー局は不動産で儲けている。1.05足打法でもいいから足がかりをつけて読売テレビの10年、20年後を支えたい。
影山氏:退いて15年経つが僕がいたころにはなかった部署ばかり。みなさん必死に汗をかいて立ち向かっているということ。もう一度すばらしい4人に拍手を。

的場氏:アイデア勝負の大事なところが分業制の中で減ってきている。アイデアをひねり出すのが時間的に許されなくなってきた気がする。HUTが落ちてきていることが全体的に下を向く理由になる。配信でリーチが広がっていることをひとつの物差しにし直して前向きにできるようにしていきたい。
竹内氏:interBEEはキー局の話が多い。ワイプもテロップも視聴者には支持されていないがキー局がやめないとやめられない。キー局と差別化できる後押しをしなればいけない。
山下氏:バブル世代が作っているものが15、16歳がおもしろいと思うものと違う。F3M3が見てくれないと視聴率が上がらない。若い世代がテレビを見ないのでそこにおもねると視聴率が悲惨なことになる。まず本業の収益を落とさない。在阪局以下は放送一本足打法。放送以外の収入を用意することを意識しながらまったく関係ないことをがんばっていきたい。

影山氏:「CRISIS」がおもしろかった一方で、関西ローカル番組が最近あまりおもしろくないという声もある。そうしたことをお感じになるか。
長井氏:確かにどこのチャンネルにしても同じだなという感覚を東京の視聴者も大阪の視聴者も思っている。番組のクオリティも上がってきている。収録時間も長くなっているがテロップを入れたりすることに時間がかかり荒削りの番組が減ってきている。コンプライアンスということが出てきてから元気がなくなってきたらBPOの本来の目的ではない。自由闊達な番組が減ってきている。

長井氏:どれくらい大阪らしさを出して全国の人に見てもらうかは微妙な感覚。東京のスタジオで撮っている番組も多い。結果的に言えば、大阪のタレントが駆け出しのころから付き合っていたり、ラジオのディレクターがテレビをやったりとか、そこで得られた人間関係やテイストを全国ネットでも生かしたい。反面、衆議院の選挙はTBSは頭3分ぐらいしか流れず大阪で差し替えている。そういったところでローカルの情報を流したい。バランス感覚の中でやっていきたい。

影山氏:シン・ゴジラの東京の視聴率が15.2%。関西たしか15.1%。あの手のものは関西のほうが高いのでびっくりした。シン・ゴジラは東京ばっかりだった。あれが大阪城、通天閣を壊したら関西で18-20%行った。ケンミンショーで大阪を扱ったら20%超える。
山下氏:こないだの名探偵コナンでうちの社屋を壊して映画も大ヒット。地方のアナウンサーが出るとその地方の視聴率が上がる。東京一極集中すると視聴率を苦戦するということはある。各地元をやっていけば視聴率を上がるという感じはある。朝の「すまたん」がABCの「おはよう朝日です」が差し替えてると勝負になる。

長井氏:4K8K。キー局はBSに参入するが、地上波で4Kはどうなるかが大阪局の関心事。制作・技術は進んできたが、地上波はどうなるのか。ローカル局のひとつである大阪局が取り残され、「炭焼き小屋」になるのではと危惧。ケーブルテレビとどういうお付き合いをしていくべきか。隣の韓国がうらやましいと思う。地上波4Kが始まり10年後には現行の地デジが終わる。
5Gにどういう形で乗っかっていくか。これも全然見えない。
たしかにまだ炭焼き小屋になったわけではないが、確実に一定のマネーがBSに流れている。「放送村」の中のことだったBSデジタルと違い、今はネットとの中でどうやっていくか。
キー局と大阪局の体力の差は歴然としているのでそれをどうしていくか。いろんなものが出てきてテレビはワンオブゼムに。大阪局としてどうしていくかが悩ましいが、私たちは関西を地場しながら、関西から全国、世界へ情報発信をしていきたい。

長井氏:もはやテレビの世帯普及率が100%でない中でどうするのかというのがモヤモヤの一つ。伝送路が分散する中でそこに乗っかるか、独自の道をゆくか。
同時配信も大きな関心を持っている。NHKとは収益構造が違う。地域制限も微妙なところ。大阪局としては非常に気にしている。日本全国でキー局が見られるようになるとローカル局が見られなくなるという危機感。地域制限には整理されていない問題が多い。テレビとは違う権利処理をしないといけない。キー局はそこにかけられる人的リソースがあるが、在阪局はどうしていくか、業界全体でどうしていくかということに答えが出ていない。

長井氏:次の展開のために、大阪局・準キー局としてどんなことに悩んでいるかといがう立場でお話ししたい。私は基本的には報道畑が長い。21世紀からメディア系の仕事。地デジやケーブルテレビ、デジタルラジオなどいろいろやってきた。そういうキャリアからいうと、同時配信や8K等の中でいくつものモヤモヤがある。海の向こうは参考になるか。コンテンツ充実というが実態はどうか。
「炭焼き小屋」という言葉を覚えているか。BSデジタルが始まるとき、キー局がローカル局の面倒を見なくなり、地方局が炭焼き小屋になるのではと言われた。テレビ離れは間違いない事実。ネット上にテレビ由来のコンテンツが多いのも事実。キャッチアップや同時配信でテレビのコンテンツがネットで見られることが多くなるのも間違いない事実。その中でドミナントなのはキー局由来のコンテンツ。一極集中になる危機感は常々持っている。

的場氏:動画をコツコツ配信している。「バーチャル高校野球」地上波の視聴率への影響もなく、事業として大きくなっている。今年は地方大会から300試合以上をライブ配信。TVerは去年から本格参入。8割がローカルバラエティ番組。放送直後から見逃し配信に出している。配信に出すと市場は全国に。
プラットフォームとの協業。「ハケンのキャバ嬢」をAbemaTVと共同制作。TVerでは再生数上位。配信ではエッジの効いたものが受ける。アイデア勝負なら在阪局の得意分野では。
在阪局の番組は伝統的に素人の露出が多い。制作費をかけずアイデアで番組を作ってきた。
物作りにはしっかり軸足を置き、ビジネスはグローカルに。大事なことは在阪局の哲学を持つこと。まとめると地産地消、ボトムアップ、アイデア勝負、ビジネスは泥臭くしかし視野を広く、ダイレクトマーケティングへ。
影山氏:一点気になるのは準キーとは言わずに在阪局と言っているが。
的場氏:当系列はABCとテレビ朝日のダブルキー局という立場を一応取っている。

的場氏:在阪局だからできることを考えてきた。1969年和歌山生まれ。学生時代に上京し、東京一極集中ではない多様な文化があるのではと考えるようになった。首都機能移転の議論もあったがこの問題は解決していない。日本が同じ価値観に染まってしまうと感じたのち、大阪へ行こうと思って在阪局に。
育ちは報道。神戸支局に配属され毎日被災地へ。軸足は目の前の人のために仕事をするという姿勢。台北特派員に。ニュースステーションに出向。
2010年、40歳でテレビ営業部に異動。初めて収益部門へ。盤石なビジネスモデルが先行き不透明な時代になり、新たな収益性を考えるようになった。
ここ20年を振り返ると、東京発のコンテンツも増え、全国のローカル局も生き延びてきた。地上波も出し口のひとつとなった。そうすると出し口を増やしていくしかない。そんな中発足した総合編成局コンテンツ戦略部の初代部長に。

竹内氏:課題はいくつもある。SVODは落ち着いた。オリジナル企画へ対応。キャッチアップへの対応。
影山氏:これだけの仕事を40人で回ります?
竹内氏:うちは局長が一番よく働く。年齢構成が高い人ばかりだが、同世代なので知らないことを知らないと言える環境で働いているので仕事はしやすい。

竹内氏:
新しいことには取り組まなければいけない。動画配信への取り組み。カンテレドーガでVOD本店。
足りないところはパートナーと組んで。NTTぷららと組んだ「大阪環状線」。シーズン3までやっている。GYAOと組んだチェインストーリー。本編と同じスタッフで作成。スピンアウトではなく、完全に本編と連動。12/15から配信されるNetflixとのオリジナルドラマ。MBSやABCが高い値段で買ってくれるなら売ってもいい。映画「不能犯」。動画を見たあとに映画に。
ネット番組。6つやっているが収益状況は厳しい。制作費の4割をコンテンツで回収できるビジネスモデルがあることを理解してもらっている。

竹内氏:コンテンツでやっていること。スポーツ局の単発番組とモグラ叩きゲームのコラボ。1回100円で確実に日銭を稼いでいる。民放局で唯一自社ヘリを所有。一機売ると13億5千万だがモグラ叩きと同じ人間が売っている。放送局に特価したヘリコプターの実機を見ることを三井物産エアロスペースといっしょにやっている。中継車両は日本無線と。近鉄百貨店80周年とカンテレ60周年を記念したグルメイベント。
ドラマ「CRISIS」の海外番販。MIPCOMでアジアの作品で初めてワールドプレミアに。そのおかげでよく売れた。一つのヒットがあると広がっていく。

竹内氏:その組織を変更し13の事業部門を束ねる組織に。コンテンツが収益事業ということが明確になり、各事業のシナジーが生まれるようになった。ビデオグラムとSVODのカニバリズムも事業部間で調整が付くように。売り上げは動画配信が伸びている。海外番販・衛星番販も伸ばしていく。準キーの規模でやっていくのは厳しい部分もあるが、商魂たくましくやっていく。中身のエビはちっこくても、手を加えておいしくする。ウソをついて会社が傷ついたこともあるので誠心誠意やっている。

竹内氏:1988年に関西テレビに入社。営業21年、コンテンツ関連5年、編成3年。縁あってテレビ局に入ったのでタダでテレビを見ることを漠然と疑問に思っていたが、営業の経験でそういう人がいるからタダで見られると学んだ。
営業・コンテンツ・編成の3つの観点で準キー局の悩みや課題をお話ししたいが、コンテンツを中心に。コンテンツビジネス局の仕事は地上波番組を加工しコンテンツとして販売する。準キー局は東京と大阪で作業を分担せざるを得ない。準キー局の事業規模でやるには資金が足りない。以前は連携が難しく、同じ局内にコストセンターがある利益が出ない構造になっていた。

山下氏:失敗を生かし、メディア対応へ。地上波では4K放送が見えない。常時同時配信より見逃し配信を充実させるべきでは。新規ビジネス開発をキー局と比較するとぜんぜんやれていない。準キー局は人を出せない。投資が限定されるが収益源の多様化を図りたい。ニッチでもブルーオーシャンの領域に参入したい。地域性も生かしたい。今やっているのは大阪城公園の管理、プログラミング教室。

山下氏:映像・音声時間ずれ測定装置を開発し特許を取ったがまったく売れなかった。サブリミナル的異種画像検出装置。メーカーに商品化を依頼しよく売れたようだが読売テレビの利益にならず。パソコンを使ったノンリニア字幕作成装置を日テレと共同で開発。特許を取ったが福祉系で金儲けするのはどうかということになり特許権を行使せず。データ放送に異動したのでサービスを開発。データ放送マイレージ、ザッピングスーパー・ザッピングL字を開発。提供スーパーを絶対に見るというウリだったが、スーパーを出せないタイミングが多かった。L字は在阪局で使われている。録画視聴でCMをスキップすると本編にスーパーが表示される機能を開発したが営業・編成に「読売テレビを誰も見なくなる」と反対された。データ放送は収益に結び付かないという結論。

影山氏:タイトルにあるようによもやま話。堅苦しくなく、でも聞いてよかったなという話をしていきたい。私はもともと毎日放送で15年半テレビラジオの番組を作っていた。ちょうど放送局と大学教員が15年半で半々になった。
山下氏:自己紹介。92年、技術系で入社。99年マルチメディアに異動。2003年地デジ・データ放送担当。2016年、メディア・新規ビジネス担当に異動。社歴を通してとにかく新しいものや新しいサービスを開発することをやってきた。

Show more
mstdn.jp

Mastodon日本鯖です. よろしくお願いいたします。 (Maintained by Sujitech, LLC)