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工藤吉生@短歌 @tanka@mstdn.jp

あすなろは何の名前か第一にいま目の前のクリーニング屋

両替機で五百円玉が千円になる夢を見た正夢になれ

なんとなくトイレに行くのがめんどくさくて部屋のペットボトルにおしっこしたんだけど、345mlのボトルをみるみる観たし、そしてあふれだした。まいってしまった。このままじゃいかん!と思ったが止められなかった……

死にたくて飛びこんだ海で全身を包むみたいに今日を終わらす

ぼろぼろを渡って帰る二十二時ぼろぼろは来てくれた部屋まで

今日発売の公募ガイド3月号の
「阿佐ヶ谷姉妹の書き足しまSHOW」に佳作で掲載されました(初!)
「せきしろの自由律俳句」に佳作で掲載されました。

目を閉じて夜の電車に乗っているできれば耳も脳も閉じたい

他人への刃がクシャミしたせいで自分の胸に、ほら刺さってる

バカにしているのを見やぶられかけて次の細工は丁寧に編む

ドブに捨てるようなものだと冗談に聞こえるように言って千円

まったくの時間の無駄と知っていてなお口喧嘩必殺の法

田舎芝居「平謝り」を披露してそのブザマさにより許される

あたためたはずのパスタが冷たいのも自分のせいと知るべきだった

出前用バイクは昨日見た位置の五十センチほど後方にある

おそろしい形相をした歳月がうしろからくる 前からも来た

自己嫌悪にうっとりとしているあいだベルトゆるめに締めている手は

「呪われたみたいに肩がこってる」と言ったオレだがなぜ分かるのか

うしろまえ逆に着ていたTシャツがしばし生きづらかった原因

電柱を登ってゆける足がかりとても届かぬ位置より生える

今日発売の「公募ガイド」2月号の「短歌の時間」で秀逸をいただきました。
また、「自由律俳句」では優秀賞をいただきました。こちらは初めての掲載。