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-3分。「イノベーションへの解」KindleでNo.1791まで。的を絞ることへの恐れ、機会の定量化の要求、チャネルの構造。
特定の用事に特化して製品を提供すると、その用事以外の顧客を逃すことになる、と考えがち。実際にはそうした顧客はどうせ獲得できないため、潔く切り捨て、的を絞ったほうが成功しやすい。
より高い収益性を求めるために、投資対象は市場規模がよりニーズを満たすものであって欲しい。そのために役員は、市場規模を定量的に測るモチベーションがある。しかし状況ベースの区分はそれが難しく、属性ベースの区分はいくらか簡単だ。したがってそちらに流れやすい。
また、チャネルの構造も厄介だ。小売業者や流通業者もまた、製品区分ごとの組織化がなされがち。すなわち、製品区分に基づかない製品は、彼らの収益モデルにとって厄介者だ。新しいチャネルを開拓すべきだが、それを選ぶことも難しい。

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