Follow

-3分。今日分。「イノベーションへの解」KindleでNo.3087まで。ROA最大化とコア・コンピタンスのデス・スパイラル。
コモディティ化と同時に脱コモディティ化は発生する。しかしこれを見落とすことは多い。なぜならROA最大化の圧力と、属性に基づくコア・コンピタンスへの集中によって、脱コモディティ化に対応することが難しいためだ。ROAを最大化する上で、分子はほぼ不可能だ。そのため分母の圧縮、モジュール化した製品の一部を切り離すような行動につながる。しかしこれは、切り離された先の企業に破壊の余地を与えてしまう。「自社のコア・コンピタンスではないから」といって切り離し、破壊される。
コア・コンピタンスとは得意な業務ではなく、顧客が高く評価する業務だ。新しい物事を学び、何が評価されるか見極め、そこを握りつつ資産を圧縮する。

· · Web · 0 · 0 · 1