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-1分。「キャズム」KindleでNo.4395まで。報酬設計、R&D部門。
キャズム前後では求められる資質、成果が違う。そのため、初期市場とメインストリーム市場では報酬設計も変えなければならない。例えば営業担当の場合、初期市場では成功確率が低く、当たれば大きな影響があるため、一括での支払いが好ましい。対してメインストリーム市場の場合は関係維持が重要であることから、そこにインセンティブを設計するなどが考えられる。重要なのはキャズム前後の違いを理解し、それを踏まえて設計することだ。
R&D部門はハイテク企業の中核だ。こちらもキャズム前後で大きく変わる。具体的には研究対象が製品から市場に変わっていく。初期市場は製品重視であるため、技術的な難題の攻略こそが研究対象だ。しかしメインストリーム市場は市場重視になるため、ホールプロダクトが研究対象になる。

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